2015全国大会報告           Report

 東日本大震災復興支援の一環として行われております「プライドジャパン甲子園大会」におきましては、回を重ねるごとに多数のご参加をいただき、心より感謝申し上げます。2015年大会では、全国39都道府県より総勢426チームが都道府県予選、地区代表決定戦にてしのぎを削りました。その頂点を決める全国大会が11月3日(火祝)~4日(水)の2日間にわたり、夢の舞台「阪神甲子園球場」で開催されました。3日の開会式では元阪神タイガースの上田次朗氏が選手を鼓舞してくださり、4日の決勝戦では始球式に元読売ジャイアンツの桑田真澄氏が華麗な投球を披露され、大会に華を添えてくださいました。熱戦の模様を写真とともにお伝えいたします。

 阪神甲子園球場 開会式、始球式の様子

■開会式■

 全国大会1日目、11月3日(火祝)の冒頭には、各地区代表決定戦を勝ち抜いた6チームが参集し、開会式が行われました。協賛企業・団体の皆様や、観客席の多くの応援団が見守る中、夢の舞台に降り立った選手の皆さんは、心躍らせつつも、これから行われる試合に向けて気を引き締めているようでした。組み合わせ抽選で1番に決定した「蒜山クラブ」(中国・四国・九州地区代表)の山乗大輔主将により、選手宣誓が行われました。

 開会式で整列する、地区代表選手一同


 来賓を代表し、選手への激励の言葉をかける、元阪神タイガース投手の上田次朗氏


 蒜山クラブ・山乗大輔主将による堂々たる選手宣誓


■始球式■

 全国大会2日目の11月4日(水)、準決勝を終えたのち、決勝戦に先立ち始球式を行いました。昨年に引き続き、元読売ジャイアンツ・桑田真澄氏をお招きし、お言葉をいただくとともに、投球を行っていただきました。会場は盛り上がり、大きな拍手に包まれました。
 (左)桑田真澄氏あいさつ (右)始球式での投球


 大会1日目 11月3日(火祝)の試合

第一試合 ■1回戦■

 蒜山クラブ × REAL

REAL         (関東地区代表)
蒜山クラブ  (中国・四国・九州地区代表)

 開幕ゲームとなった一戦は、序盤に「REAL」が2回、3回にそれぞれ1点を取り主導権を握ったかに見えました。しかし地区予選から逆転勝ちで勝ち上がってきた「蒜山クラブ」は4回裏、池田・長綱の連続長打などで2点を取り、同点に追いつきます。試合はそのまま時間切れ終了となり、大会規定により「じゃんけん勝負」で「蒜山クラブ」の勝利となりました!


 ピンチでマウンドに集まるREALナイン。はつらつとしたプレーが印象的でした。


 勝利の瞬間、歓喜に舞う蒜山クラブ。大応援団の声援が後押しをしてくれました。



第二試合 ■1回戦■

 ecoaハウス神出設計 × インパルス

インパルス        (関西地区代表)
ecoaハウス神出設計  (北海道地区代表)

 初戦屈指の好カードとなった一戦は、「ecoaハウス神出設計」吉岡投手、「インパルス」辻野投手の息詰まる投手戦となり、ともに一度も得点を許すことなく7回を終了。大会規定により、2試合連続の「じゃんけん勝負」となり、「ecoaハウス神出設計」が勝利しました!


 強打の神出設計打線に真っ向勝負で挑んだインパルス・辻野投手。


 神出設計・吉岡投手は最速140キロ超のストレートで観衆の度肝を抜きました。



第三試合 ■準決勝■

 LEZELE GRANDIR × 蛇田イーグルス

LEZELE GRANDIR    (東海地区代表)
蛇田イーグルス      (東北地区代表)

 決勝戦進出を懸けた一戦は、3回に1点を先制した「LEZELE GRANDIR」が、5回にも4番佐藤のタイムリーで1点を追加し、2-0とリードを広げます。投げては先発・山内投手ーリリーフ・福岡投手の継投で、「蛇田イーグルス」打線を無得点に抑え完封勝利!翌日の決勝戦へ名乗りを挙げました。


 東北代表・蛇田イーグルスは抜群のチームワークが印象的でした。


 初戦の先発を任されたLEZELE GRANDIR・山内投手。角度のある投球で蛇田イーグルス打線を翻弄。

 大会2日目 11月4日(水)の試合

第一試合 ■準決勝■

 蒜山クラブ × ecoaハウス神出設計

ecoaハウス神出設計  (北海道地区代表)
蒜山クラブ  (中国・四国・九州地区代表)

 「ecoaハウス神出設計」は4回表、6番佐藤のタイムリーで1点を先制します。追いかける「蒜山クラブ」は時間切れ目前の5回裏、同点のチャンスを作ると相手バッテリーのミスで1点を奪い、土壇場で同点に追いつきます!試合の行方は、またしても「じゃんけん勝負」となり、「ecoaハウス神出設計」が勝利。一昨年以来、2度目の決勝戦進出を決めました。


 浅野投手を励ます池田捕手。「逆転の蒜山」は今大会数々の名シーンを生み出しました。


 神出設計先制点の場面。運も味方し2度目の決勝戦を手繰り寄せました。



第ニ試合 ■決 勝 戦■

 ecoaハウス神出設計 × LEZELE GRANDIR

ecoaハウス神出設計  (北海道地区代表)
LEZELE GRANDIR    (東海地区代表)

 2年ぶりの優勝を目指す「ecoaハウス神出設計」と、初優勝へ向け気合充分の「LEZELE GRANDIR」の対戦カードとなった決勝戦。始球式から熱気高まるその初回、「LEZELE GRANDIR」は吉岡投手の立ち上がりを攻め、5番上档のタイムリーで1点を先制します。しかし「ecoaハウス神出設計」は5回、チャンスを作ると3番三木が2点タイムリーを放ち、逆転に成功!最終回にも1点を追加した「ecoaハウス神出設計」は、先発・吉岡投手が2回以降立ち直り完投勝利。「ecoaハウス神出設計」が2年ぶり2度目の全国優勝に輝きました!


 先制打を放ったLEZELE GRANDIR・上档選手。優秀選手賞にも選ばれました。


 3打数3安打の大活躍で優勝に貢献した神出設計・三木選手。


 2年ぶり2度目の全国優勝を達成した瞬間。喜びとともに安堵の笑顔を浮かべる神出設計ナイン。

北海道地区から勝ち上がった「ecoaハウス神出設計」が全国426チームの頂点に立ち、2度目の栄冠を掴み取りました!!おめでとうございます!


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